ボヘミアン日記 第2回

リスクについていつも気にする。海外で生活するとはそういうことだ。まずは、取られて困るものは持ち歩かない。現金は獲られていいや、というぐらいにしている。カバンを持って歩く時はたすき掛けか道路の反対側にバッグをかける。歩く時は目的ありげに急ぎ足で、ともかくターゲットになれないように気を付ける。ブランド物や高そうな格好や行動はとらない。職業は?と聞かれて「先生」と答える。まあ嘘ではないし、世界中で先生が大金持ちはいない。

あと、気を作るのは権力に近づかない。政治家、警官、金持ちは避ける。カンボジアで泥棒監視のセキュリティカメラを付けた。泥棒除けだが、たかりに来る警官対策でもあるという。そのくらい賄賂が多いわけだが、日本と比べて分かり易くてよい。公的な制度に紛れて賄賂をとっているのより、個々人のリスクでやっているだけ、個人ビジネス感がある。日本の大企業が銭金依存で競争力を失っている姿より健全だ。

さらに気を付けなければいけないのが歩いている時の穴、車がどこからでも出て来る、枝や看板も平気で放置されている。上下も左右も前後も注意して歩く。これは廊下の予防に役立つ。神経をいつも張っていないといけない。右目がよく見えないので右側から来るものに耳が敏感になっている。しかし、子供が突然来ると見えないのでぶつかる、大人でぶつかるのは中国の人が多い。人口密度が違うことによる生活習慣の違いだろう。

リスクという言葉で考えて食糧難、地震、台風などの心配はまずない。政治的な混乱はどこも予見できないが、行政が根腐れしている日本より同じでも頼らなくてよいだけ楽に過ごせる。ご飯も私たちの学校のある田舎から毎月取り寄せている。これは美味い。もち米のようで、キロ100円ほどする。普通の倍だが、日本と比べると何分の1でリッチだ。農薬の多い都市のイオンなどで買うより安全だ。

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