自分で何でもボヘミアン「PC解体」

日本から東芝のPCを持ってきて使っていた。様々な機能が付いていて高額だった。そのスイッチが壊れて起動しなくなった。日本にいる時は、スタッフに丸投げして修理を頼んでいただろう。アジアに住んで1年、2年と経ち、帰国時に直そうというのも、なくなった。で、自分で何とかするわけだが、新品を買うかを考えた。でも、無駄使いは禁物だ。その3000$で、一人でも多くの若者の「働き学ぶ」に使える、と考え自分で直すことにした。

そこで、電気街に出かけたのだが、日本製のPCはどこにも売っていない。部品もないとなると、日本から取り寄せることになるが手間もコストもかかる。ここでも日本の衰退を見る気がして辛かった。台湾製などを学生に買ってあげているが1000$代で、学生が機能ごとに、どの機種にするかを検討して選んでいる。僕の1台分で2台買えると思うと、やはり、無駄はしたくない。よし、自分で解体だと決意した。

PCの裏に小さなネジが20ほどもあったろうか。これを外していくのだが、老化した眼にはきつい。やっと、蓋を開けて驚いた。いやあ、精密なものだ。スイッチの部分はすぐにわかり錆びついていたのだ。本体から空気が出入りするところがすべて錆びついていた。アジアは暑くて湿気も強い。その錆部分を磨いたら、起動した。「へへーん」と自分を誉めて、元に戻すことにした。

思い出すのは50年前に学生時代に車が好きでエンジンをばらしていた時のことだ。当時はICチップが使われていないから直せた。今はチップ毎変えるしかない。車もつまらなくなった。国産もやったし、外車もやった。ベンツが好きになったのは、そんな経験からだ。クラッシックのベンツを中古で安く買い、楠クリーン村に置いておいたらエンジンパイプをネズミにかじられてしまった。それを機会に廃車したのも思い出す。

PCに話しを戻す。部品は小さく、良く見えない。面倒くさいので、もう、部品はいくつかなしのまま裏蓋を閉じてしまった。エンジンを解体したと自慢げに言ったが、実は組み立てなおしたらネジがいくつか残ってしまった。PCとは違い、内燃機関部分は高熱になるのでガソリンに移れば大火事か爆発になるので知り合いの車修理工場にもっていって解体組み立てを頼んだ。今度のPCは今も無事に機能している。

ここで、日本の衰退を言うか、仕組みについて書くか迷ったが後者を書くことにした。行政も金融も複雑化しているように見える。見えないようにしているとしか思えない。統計も怪しい。これからの激変に備えて、信を得るには「見える化」しかない。私の創業した組織でそうすることにした。会計をきちんとする、PLAN-DO-SEEを新規事業だけでなく、従来から見えにくいものも「見える化」することで、議論が互いにできるようにする。 見えない化が進む時代に、見える化を進めることでスタッフの意識も変わる。海外へ送金する際に、どういうコストがかかるかを調べるようになる。言われるままに手数料、両替料、着いた先での手数料、為替レイトに上乗せされるコスト、おかしな銀行の仕組みも指摘できるようになる。車から銀行・行政まで関わるものはすべて分かるようになることが民主主義、市民がイニシャテイブをとれる自治の条件だと思う。私の属する組織では、それをアソシエーション経営として始めた。

コメントをどうぞ:

メールアドレスが公開されることはありません。