50%割引専門、買い物ボヘミアン

ボヘミアンは質素生活だ。カネはなるべく使わない。となると外食はほとんどしない。自炊する。具材は市場やスーパーマーケットで買う。日本と比べるとともかく安い。例えば、バナナ。一房に十数個のバナナが付いていて100円しない。1本6円の計算になる。アジアから日本に来た若者がスタバで1本100円(当時は1$、ああ円安)の値札を見てぶっ飛んでいた。ともかく、果物類はともかく安い。日本の食卓よりカラフルで贅沢だ。

あ、思い出した。日本で親子が餓死した、という記事があり、こちらアジアの若者にその話をした。最初は「豊かな日本でなぜ?」となったが、「だってバナナを食べればいいのに」と言う。食えるものはどこにでもある、様々な果物がそこらの木になっている。厳密に言えば誰かの持ち物かもしれないが熟れて落ちてくるのもたくさんあり、ともかくうるさく言われることはなさそうだ。カネでしか生きられない日本人に比べてリッチなのだ。

別のことも思った。ロシアからチェルノブイリで被災した子供を呼ぶプロジェクトに関わったことがある。この子らがともかく、好きなのがバナナだった。何本も食べて主食を食べられなくなるほどに頬張っていた。確かに太陽の少ない北の大地にはバナナは貴重品なのだ。今、戦争や貿易制裁できっと食べられなくなっているに違いない。ウクライナに限らず、だ。どちらか一方におくるのではなく、両国に送る。戦争している時に何をのんきな、と言われそうだが、私たちの平和戦略からは、そういう支援になる。ロシア&ウクライナのパートナーがすぐに思いつかない、誰かいらっしゃったら教えて欲しい。

話を戻そう。スーパーマーケットで買うときに、私は50%割引の印が付いたもの専門だ。年寄りボヘミアンの一人暮らしでは、量より質になるから様々な売れ残りを楽しむ。食べたことのないものも買う。砂漠の民が愛用した果物(名前は忘れた)もある。それらは味も料理法も知らないので、ちょっとした冒険だ。ブランド物を買う人の気持ちはずっと分からなかったが、買い物の楽しさも、この歳で初めて知った。そうか、買えそうもない高額のモノを買うのも冒険なのかもしれないと思ったりした。冒険をキーワードに結び付けるのは違うかもしれない。ただの虚栄心かもしてないし、ともかく、その種の人々の行動はボヘミアンの理解を超える。

いつも、年寄りが50%デイスカウントばかり買っていると、多少、有名人になる。貧乏人と下に見るヒトと、同情で見るヒトの二つにはっきり分かれる。後者が圧倒的に多いのはアジアだからだろうか。袋に入れるのに困っていると列の後ろにいた女性が出てきて助けてくれる。こころ美人なだけでなく容姿も美人が多い。日本では買い物に付き合うのが苦手だったが、最近は、一人で楽しめることの一つになった。

ボヘミアンは、どこにでも楽しみを見つける人種を言うのかもしれない。

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