<歴史>
耕作放棄地となっていたお茶園を2007年に引継ぎ、茶園の再生を開始しました。
お茶の名産地で見かける腰の高さ程のお茶園は、引き継いだ当初、背丈2~3mに伸びていたため、お茶の木を足元まで刈り、茶木が再び育つまでこまめに草取りをして見守りました。
そして、再生したお茶園から、晴れて「山口県楠でぼくらが作ったお茶」シリーズが誕生しました。
楠クリーン村のお茶園は、1968年に地域の農業振興事業の一環で作られた「東二ノ瀬茶園」というお茶園でした。当時は20軒の農家が管理する広大なお茶園で、現在はその一部を再生し楠産のお茶として販売しています。
<栽培方法>
1本1本のお茶の木を、健康的に育てることを大切にしています。
風通しの良い畑で、肥料も薬も、水も与えず、根っこが深く伸びることができる環境づくりをすることにより、自然体のお茶が育ちます。
一般的に流通しているお茶は、肥料の力で育ったものが大半です。土の表面に肥料を撒き、耕すため、お茶の木は土の表土に向けて根を浅く伸ばします。そうすると根が乾燥しやすく、水も多く必要になります。茶木自体が弱いと、病気が増え、抑えるための農薬も必要になります。
このような一般的な栽培方法の茶木と比較して、楠産のお茶は自立した生命力の高いお茶です。
<特徴>
農薬・肥料ともに使用せず、土地の力だけで育ったお茶です。
私たちは将来、医療や薬に手が届かなくなる時代を想定し、自給作物による免疫力の向上や薬草の活用を取り入れています。
生命力の高いお茶も、貴重な薬のひとつとして、私たちの生活を支えてくれるものであると考えています。
地域に、生命力の強いお茶を残す事。それが私たちがお茶園を継続する大きな意義です。