コロナをきっかけにリニューアル

 こんにちは、奥谷です。前回、震災11年の話を書いたばかりですが、ここのところの東北で何度も起きている地震も気になります。

 さて、去年の11月になりますが、山口県下関市にあるアンシャーリーを訪問しました。オーナーの岡孝子さんは、WWBジャパンが進行役や講師を務めていた「やまぐち女性起業家支援塾」の卒業生で、地元で長く愛されている洋菓子店です。
 本店のカフェスペースは新型コロナウィルス拡大の影響で長らく閉じていたそうですが、昨年春から「ホイップスタジオ」としてリニューアル。コロナが広がってもケーキのお持ち帰り需要は絶えなかったそうですが、岡さんはカフェをお休みした間に山口の若者の未来を考えていました。これだけ巷にスイーツがあるのに、山口県内にパティシエを育てるような製菓専門学校は今や山口市内に1つだけ。身近に習うところがないとパティシエに憧れる夢も生まれないのでは?と一念発起して、お菓子作りを体験できるお教室を始めようと、店内改装に踏み切りました。
 現在お子さんのクラスはレッスン・材料費無料でお菓子作りを体験できるんだそうです!(ちなみに大人のクラスは有料です)。おうち時間が増えた分、ケーキやクッキーを家で焼く家庭が増えたと耳にしますが、その子たちがさらにステップアップして、将来アンシャーリーのような洋菓子店を開業する、あるいはパティシエとして活躍する子供たちが地元に現れたら素敵です。これは大きな未来への投資だと感心しました。