20年の歳月を越えて

 こんにちは、奥谷です。もう20年も前の話ですが、東京の部屋で一緒に3か月くらい寝泊まりしたので、今でもやり取りが続いている元スタッフ、仲田紗らささんがいます。

 現在彼女は結婚後におばあちゃんが住んでいる田舎にIターンし、その地域で伝統的な紙すきの仕事を高齢の女性が一人で担っているのに興味を抱き、現在では同世代の仲間と共に紙すきを受け継いでいます。久しぶりに連絡を取り、先日、岡山県新見に会いに行ってきました。神代和紙についてはホームページ(https://kojiro-washi.jp/index.html)をご覧ください。

 仲田さんは私のこともよく知っているので、地元のこの人が合うだろうとちゃんとお昼ご飯の時にアレンジしてくれていて、採れたての山菜の天ぷらを頂いたり、旦那さんの手作りケーキやいろんな田舎のごちそうを頂き、大いに語って、楽しいひと時を過ごしました。

昔、私が若い頃にヨーロッパの農家民宿に憧れて訪ねた時のような気分です。現地の特産品を体験し、旬のものを食べ、楽しい仲間と語らい、美味しい地元ご飯を食べて時間を過ごす。日本もいいところがいっぱいあるなぁと実感しました。