今日は、お茶畑の草取りデー!
とは言え、いつも参加してくれる学生チームはテスト前だったので私たち夫婦+助っ人に来てくれた方の3名で取り掛かりました。
草取りしたかったのだけど、じゃん。

見ての通り、竹林がお茶畑に迫ってきています。
迫っているというか、もう竹林になりかけています。
なので、草を大雑把に取りながら竹を刈るのがメインのお仕事となりました。
竹林そのものを整備しないと、いつまでもいたちごっこが続きます。
(お茶畑に竹が侵食→刈る→侵食→刈る…エンドレス)

なのでいい加減、この冬はおおもとの竹林を綺麗に整備しよう!という話になりました。
竹林そのものを綺麗にしておけば、外に向けてどんどん拡大していこうという勢いが落ち着くそうです。(本当にそうなのかな?!やってみるまでわかりませんが。)

今日助っ人で来てくれた方は、林業や木に関わるお仕事をされている女性。
はじめましてでしたが、竹をざっくざっく刈り倒しながら、お互いの話に花が咲きました。

地域の木材を切り出しても、国産材として活用されるのは1割くらいだそうです。
ほとんどの木は、チップにしてバイオマス燃料として使われる、外国の木と混ぜ合わせて集積材(断面寸法の小さい木材を接着剤で再構成して作られる木質)に使われるのだとか。
率直に私は、もったいな~いって叫んでしまいましたが、そんなことばかりですよね。っていう話になりました。
今私たちが刈っている竹も、本当は無限の可能性を秘めているんだけど、刈って倒しておくのがせいぜいだからねぇ…そこまで手がまわらないよねぇ…と。

その話の流れで、使い切れず山で放置されている丸太を薪用に貰いにいきたいですなんていう話にもなりました。
私たちは薪風呂や薪ストーブ、鶏の餌煮込みなどで薪を使用するので、丸太なんて…!本当に貴重な財です。
日頃は大工さんたちから頂く廃材や、自分たちの山から切り出した木を薪として使っていますが、後者はそれなりの労力を要する作業なので。

改めて「地域」っていうものの大切さを感じた今日でした。
木材や竹など地域で出る材を、地域で活用できればそれは無限の可能性を秘めた「財」。
でも、遠くに運ばないと活用できない、または処理にコストがかかりすぎるとなると「ゴミ」になってしまうんですよね。
そうした類の「ゴミ」がいかに多いことか。

地元に帰った時、草刈りした草がゴミ袋に詰められてゴミ収集車に持っていかれる様子を見て衝撃を受けました。
鶏を飼っていれば餌になり、畑があれば堆肥にするか、土に返したりという選択肢があるけれど、土がない場所ではエネルギーを使って燃やす対象の「ゴミ」なのよね。

長くなりましたが、地域の中で活用、循環できる土台の大切さを思った、今日でした。
これから鶏の餌まぜまぜと卵の出荷準備です!

ちなみに竹刈はぜんっぜんまだ終わっていません。
お茶に日をしっかり当ててあげたいから、急がねば。