今井の日報よりーお米収穫の報告ー

イセヒカリの収穫が終わり、食用米の収穫はすべて終わりました。
イセヒカリの収穫量は150㎏で、反収で4俵くらいです。

収量がコシヒカリより少ない原因としては、品種の問題ではなく圃場の問題だと感じています。
他の圃場に比べ非常に水持ちが悪く、穂が充実する時期に水不足となったのが原因だと思います。
袋詰め作業で未熟米の割合が多く、また全体的に粒が小さかったです。(以前も水不足で似たような現象が起きた)
イセヒカリは特別に粒の小さい品種ではなく、コシヒカリも粒の大きい品種ではない為、管理面による差だと思われます。
むしろ、圃場に生えているイセヒカリは水不足に強い印象を受けました。
コシヒカリに比べ株ががっしりして開いており、水不足でも葉が萎えたりせず、青々と育っていました。
圃場の管理面の問題が改善すれば、むしろコシヒカリを超える可能性は十分にありそうです。

とはいえ、まだ試食が済んでいないので、来年以降も栽培するかどうかは決まっていません。
自家用だとしても、美味しいかどうかは非常に重要な問題です。

全体としては、コシヒカリと合わせて合計1,220㎏の収穫量で、反収だと約5俵です。
今まで収穫の合計が最大で約1000㎏(一部除草剤を使っていた時期)だったので、今までで最も収量が多くなりました。
課題はまだあるものの、これまでより良い結果になったのはうれしく思います。

残るは飼料米の収穫ですが、9月下旬は雨が多く、合間に少し収獲しつつ10月に持ち越しとなりそうです。
こちらも昨年より収量が増える見込みです。

そろそろ今年の冬~来年の計画や目標、段取りを考えなければなりません。
私の知識不足が現場の計画のボトルネックになりつつあるので、良い情報を仕入れたいと思います。
農繁期の省力化を果たし、楠の環境改善に手を入れる余裕を確保し、質を向上させたい。

ネットの情報は質や信頼性が低く勉強には向かない為、本を探すことにします。
主に建築関係や農業関係の他、自給を取り巻く情勢もきちんと把握したいと思っています。
お客さんやインターン生と対話する際に、社会における自給の立ち位置を自分が理解できていないと感じることが多かったので。