中井俊作さん訪問2回目 後半

 中井さんのところで一番面白いことといえば、やはり屋敷探検である。中井さんの家の母屋には渡り廊下があり、ぱっと見ではわからない場所に入り口があるので、入り口を知らない3人に、クイズを出してみた。1人はすぐに気づいたが、他の2人は見つけられなくてギブアップした。渡り廊下を渡った先は、また廊下(母屋と同じく本がずらり)で、その先に部屋が二つある。古い膳や食器、ご先祖の写真や絵が仕舞われた倉庫と、古書や蓄音機の置かれた隠し部屋のようなところだ。今回は味噌や醤油を作っていた蔵も見せてもらった。かなり大きな蔵で、樽や道具などが並び、奥の部屋はツタのようなものが侵入していて、光の角度がちょうどよかったのか、神秘的な様子になっていた。一応3階、というか屋根裏まであったのだが、床がだいぶもろく、冷や冷やしながら3人で登った。よい子は真似しない方がいいかもしれない。

 古民家を改装してカフェやレストランにするのが流行っているが、中井さんの家も、ミュージアムや人々の憩いの場としてのポテンシャルが十分にあると思う。旧役場の1階を市民の図書館に。ソファで本を読み、お腹が空けば向かいにあるやさい村でお昼を買って外のテーブルで食べる。2階の集会所では自然農法の勉強会を開いて、遠方から来る人には格安で宿直室を貸し出す。中井さんの持つ広大な森林もどうにかして活用できたらいいと思う。

楠を知って1か月かそこらで中井さんと関わることになったのも、何かの縁だと言われた。自分でも、確かにそうだと思う。私は難しいことを考えるのは得意ではないけれど、中井さんの悲願達成のお手伝いくらいはできるかもしれない。

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