名古屋のフェアトレード店を訪れて

 こんにちは、奥谷です。先週、名古屋の「顔の見える店 FAIR TRADE 風“s」を訪問してきました。コロナがこれだけ蔓延するギリギリ直前、カンボジアを訪問してくれた店主の六鹿明子さん。新婚旅行にカンボジアを選び、なんと私たちの拠点であるプーンアジに泊まりにきてくれたのです!私はあいにくミャンマーに行っていたので直接現場でお祝いできなかったのですが、普段は朝ご飯しかつかない質素な部屋をするホームステイでできる限りのおもてなしをしようと生徒たちも頑張ってくれて、ダンスを披露してディナーを作り、カシューナッツの粉の入ったスポンジで小さなケーキを焼いてプレゼントしたり、楽しんでいただけたようです。一般的なリゾート地でスイートルームに泊まるようなハネムーンとは全く違いますが、新郎新婦にとって唯一無二の思い出に残るようなご旅行を作りたいという想いは伝わったのではないかと思います。

 その後お子さんも生まれ、ママになった明子さん。現在は週3回ほどの営業ですが、お邪魔した日もいろんなお客さんがお店にある国内外のこだわりの商品を買い求めに来ていました。名古屋といえばフェアトレードタウンをいち早く日本国内で宣言した地域。大学や高校との共同プロジェクトもいろいろ増えているようですが、小学生もフェアトレードの言葉を知って、風“sさんに買い物に来ると聞きました。この未来を担う子どもたちが自分たちのお小遣いで買って、将来の何か彼らの行動の礎になるような、記憶に残るような商品を開発していきたいと刺激を受けました。

お店の入口の様子。書店の2階にあります。