新見でパンと太鼓田植え(3)

 土曜日は元パン屋さんの朋子さんのお家でパン作り。夕方に仕込んで4時間発酵、9時からパンを焼きました。発酵はさせすぎるとグルテンの膜が潰れてパサパサになってしまうので、過発酵にならないように、作業の順番や仕込み時間などをよく考えないといけないそうです。今回は小麦粉3kg分を焼きましたが、パン屋をやっていたときは30kg、2つのオーブンをフル回転させ、発酵機もパンパン、朋子さんの睡眠時間は最大でも6時間だったそうで、お子さんたちには、仕事を見つけなかったらパン屋を継がせるぞと言っていたそうです。私もパン屋は無理だなと思いましたが、焼き立てのパンは本当においしかったです。私の一番のお気に入りはチーズパン。3種のチーズがとろっととろけて、あちあち言いながら食べるのが最高です。

 日曜日の午前中は太鼓田植を見に行きました。男の人が太鼓をたたきながら、女の人が田植えをするというもので、昔は各家庭で行われていたそうです。歌が上手くてかっこいい男の人がやると女の人がやる気を出して早く終わるので、そういった人は引っ張りだこだったんだとか。今回のお祭りでやっていたのは小学校低学年くらいの子がほとんどで、ちょっと緊張しているみたいでしたが、みんな上手に叩いて植えてしていました。歌っていたのはたぶん大人の人で、歌詞は何を言ってるのかよく分かりませんでしたが、なんだか頭に残るリズムで、私はけっこう気に入りました。午後は、ラ・フランスの小さいものを摘果と袋掛け。ずっと上を向いてるのでちょっと首がいたくなりました。ラ・フランスは食べたことないので、実がなったら食べたいですね。