写真でみる楠(雛小屋の仕切りを撤去)

こんにちは。高田です。
こちらは、生後3か月目の雛です。
白が雄、茶色が雌。

この写真では、広々とした鶏舎で鶏が走り回っていますが、この数分前までは圧死や食いはぐれ防止のため、区画分けの仕切りを設置していました。
撤去した直後に撮影した写真です。

数年前に育雛(いくすう・雛を育てること)を始めた頃、寒さにより密集してつぶされて死んでしまう雛がたくさん出てしまいました。
それに加えて、全ての雛をひとつの空間で育てると、体格の大きい雛ばかりが餌を食べて、数か月後にかなりの体格差が出てしまうという問題を抱えていました。
仕切りを設けて以来、3年程改良を重ねて、今年はやっと良い結果が出ました。
良い結果というのはつまり、圧死する雛がほとんど出なかったこと、同じくらいのペースで雛が成長してきているということです。

仕切りをつけている間は、それぞれの部屋に餌やりと水補充をする必要があるので、通常の何倍も時間がかかりますが、やっぱり改善を重ねてきて良かった。
いい卵を産んでもらうためには、雛の段階から健康に育てることが大事です。
だからこそ、時間と手間は惜しまずに、健康第一の育雛を心掛けています。