新米の食べ比べをしました

こんにちは。高田です。
9月8日に開始したお米の収穫が、10月4日にやっとひと段落しました。
スタッフの腰が悲鳴をあげているので、一旦身体を休めよう!

今年収穫したお米は3種類。

①9月初旬:コシヒカリ
→もう5年近く栽培しています。自給用・販売用・トラスト会員さん発送用です。

②9月中旬:イセヒカリ
→去年から栽培実験をしている品種。昨年は猪にやられてしまったので、再挑戦していました。

③9月下旬:鶏の飼料用米
→楠で飼育している鶏の餌に使うためのお米です。

ざっとこのような予定を立てて挑むものの、台風が多い時期なので少しずつ予定が後ろ倒しになりました。

そして何よりのお楽しみが、毎年開催する試食会です!
と言っても、ただ新米を炊いて、ワクワクした気持ちで皆で食べるというだけなのですが、どきどき胸が高鳴る時間です。
楽しみももちろんありますが、何かの間違いで会員さんに送れないような味だったらどうしようという緊張感もあります。
ちなみに、今年の新米に適した炊き方(水の量)がどのくらいかの実験も兼ねます。


まず試食第1号は、息子の寿1歳。
言葉は発しませんが、美味しいというような表情でパクパク食べていました。



続いてスタッフでいただきます。
コシヒカリは安定の美味しさ。噛めば噛むほど甘味を感じるようなお米です。
そして栽培2年目にして、はじめて食べるイセヒカリ。
コシヒカリよりも硬め!そしてコシヒカリとはまた違った美味しさ。
甘味は控えめに感じました。



スタッフにどちらがイチオシ?と聞いたところ、なんと硬め好きが多数でイセヒカリが優勢に。
私は、新米らしいつやつやとしたコシヒカリに一票でした。

今年の一般販売用はコシヒカリのみですが、この結果を踏まえ、トラスト会員さんに送る「秋のトラスト便」にはイセヒカリも入れることに決めました。
食べ比べしたら違いがわかる!この面白さをお届けしたいと思いました。
収穫量が少ないので、おためし(3合)を予定しています。
お楽しみにどうぞ。

トラスト会員とは:https://kousakutai.net/trust/

オンラインショップでも販売開始しました:https://kousakutai.thebase.in/items/14219565

最後にコシヒカリとイセヒカリについて、簡単にまとめておきます。

<コシヒカリ>

言わずと知れた、有名品種。日本のうるち米耕作面積で最も高い割合を占める品種です。肥料が少ない環境でも安定的に収穫できる品種として開発されたコシヒカリは、楠の栽培方法に適しているため、5年間コシヒカリを選び続けています。もちろん美味しさも重視しています。噛めば噛むほど甘味を感じられるお米です。

<イセヒカリ>

伊勢神宮が管理しているコシヒカリの田んぼで台風の年に生き残った株を増やしたところ、コシヒカリとは別品種になっていたためイセヒカリと名付けられたという経緯をもつ品種です。今年育てた感触としては、コシヒカリと比べて根と茎が強く、台風、雑草、水不足等への耐性があり過酷な環境に適応できる品種のように感じました。スタッフで食べ比べをしてみたところ、コシヒカリとはまた違う美味しさがある!ということで急遽イセヒカリもお届けすることに決定しました。