いま、自分にできることを始めよう

 こんにちは、東京在住の石川です。はじめての投稿です。
 2022年3月20日に中井俊作さんの勉強会「基本的人権としての自給農」に参加させていただき中井さんのお話を伺ってから、自分の生活に変化がでてきました。

 「自分の食べ物は自分で作る」という言葉に、私は衝撃を受けました。恥ずかしながら、食べ物は買うもの、自分で作るということはまったく考えていませんでした。
「土離れした文明が長続きするはずがない。」自分の周りには土に触れる場所がほとんどないことに今更気付きました。中井さんのお話を伺ってからまもなく、大きく変化していく世界の情勢に私は危機感を覚え、いま、自分ができることを始めようと決めました。
 4月、野菜の苗3種セット「ミニトマト」「青ジソ」「ジャンボピーマン」を購入しました。私はこれまで、育てていたお花や植物を枯らしてしまった経験がありますが、今回は自分の口に入れるまで絶対に育てると決意しました。野菜を育てるのは初心者なので、苗と一緒についていた簡単な説明書を読みながら育てていますが、始めて見ると他の野菜も育てたくなってきたので、野菜づくりの本も購入予定です。青ジソは5月に入ってから1週間で10枚ほど食べられるぐらいまで育ちました。ジャンボピーマン、ミニトマトもグングン成長して花が咲いていますので、これから楽しみです。

↑大葉をベランダにて

 野菜を育て始めてから気付いたこと、お日様とともに朝早く起きるのが楽になりました。朝起きたら、まず野菜に声がけをして、状態をみながら、水やりをするのが習慣になりました。土や肥料、水をやることで毎日、昨日よりも必ず成長していることの凄さ。当たり前のことかもしれませんが、私には新鮮で命の大切さを感じました。毎朝、野菜の成長を見るのが楽しみになり、土に触れることで、自分の体、気持ちも元気になってきたのでは?と思うこの頃です。

 私の家はマンションなのでベランダで野菜を育てているのですが、この先、自分の家から通える場所に小さな畑を借りて、「自分の食べものは自分で作る」ということを実現したいと考えています。

 まだ天草へはお伺いできていませんが、もしもお伺いできていたら、中井さんはどのような本を読まれているのか、図書室にあるおよそ1万冊の本を拝見したいと思っています。中井さんのお話を伺うまでは、あまり本を読んでいませんでしたが、文明史と土の関係の本など読みたいと思う本が続々でてきて、まだ少しの時間ですが、朝、読書をするのも習慣になってきました。
 中井さんが「へら」をお使いになる意味、「食事のあと、食器類についたものを「へら」で綺麗にすれば洗わずに済む。」ということを知りました。


 私が小学生のとき、毎週のように祖父母の家へ遊びに行っていたのですが、祖父母は食事をしたあと、ご飯茶碗にお湯を入れて飲み干し茶箪笥にしまっている光景を思いだしました。一つ一つ節約をしていた時代でしたが、今の私は恵まれた贅沢な生活をしています。モノも溢れている時代ですが、少しずつ自分ができる節約をしていきます。
 天草へお伺いできる時がきましたら、図書室はもちろん、中井さんが毎年送ってくださる八朔がある場所へもお伺いしたいです。


天草にある宝の山、これから皆様と一緒に活動させていただくのが楽しみです。