こんにちは。高田です。
既製品を買うことが多いと「いつも同じ味である」ということを当たり前に感じる人も多いかもしれません。
でもペットボトルのお茶は、いつも同じ味だよ~。
本当は、それは不可思議なことです。

毎年、お茶、お米、ブルーベリーや山菜など色々な作物を味わっている中で、いつも「今年の味」があります。
その年の、気候や土の状態によって変化するものなのでしょうね。
品種によっても、全く味が異なります。

中には時期によって味が変わるものもあります。

例えば、私たちが販売している「山口県楠でぼくらが作った一番茶」!
新茶の時期は、とげとげした、若さが目立つような風味がします。
でも収穫から2か月が経過し夏になると、若さが落ち着いたような、まろやかな飲み口に変化していきます。

収穫したての作物だけでなく、加工を終えたあとのお茶も「その時の味」がある。
面白いことです。
「今年の味」を意識して、旬の作物を楽しんでみて下さい。

それを知らずに「去年と味が違う」という人がが増えると、味を統一するための細工を施すことになり、自然の摂理からどんどん離れた方向に進んでしまう。
野菜の形も味も「これが今年の!」で良いんです。
っていうか、それが当たり前のことです。

最近、ちょうと新茶の味が変化してきたと感じたので、思い立って書いてみました。