こんにちは。アバター村民・カンボジア在住の佐藤ひかるです。
先日のCWB7か国の会議の議題は、「SDGsでアジアイニシアチブを!」でした。
代表してCWBカンボジアの代表がプレゼンし、各国からコメントがありました。
「SDGsは、先進国により立てられた目標に過ぎません。カンボジア人とりわけ若い人はSDGsを知りません。しかし、哲学とか理論に焦点を当てるのではなく、行動することが大切です。気づかないうちにSDGsの目標を達成していることもあります。何かを始める際にSDGsを考える必要はありません。各国、それぞれ文化があります。そこまで、SDGsにとらわれる必要はないと思います。もっとも大切なことは、コミュニティベースで、直面した問題に対して何ができるかです。
例えば、農家が問題を抱えているとして、どのようにサポートできるか。私たちの解決法が、どんなに影響力があるか、のちに気づくでしょう。それが、SDGsに反映されます。
トップダウンシステムは、SDGsの目標達成には、役に立ちません。コミュニティの人たちだけが、実際に何が起きているかを知っています。みんな多くの力や技術を持っています。お互いに共有・組み合わせましょう。
私たちは、モデルを作り、世界をリードできます。それぞれのコミュニティが1つか2つのモデルを作ることができれば、多くのモデルを共有できます。アジアイニシアチブもなしえます。」
CWBカンボジアの SCY(Sambor Community Youth)農園では、農薬や殺虫剤を使わずに、在来種のカシューナッツの栽培・収穫に挑戦しています(※トップ画像)。「気候変動への具体的な対策を」目標とするSDGsの13番を特に意識しています。先日、SDGsのワークショップで学んだSCYの生徒たちの思いを動画にまとめてくれたので、こちらもぜひご覧ください。
以 上