こんにちは、東京在住の斉藤です。
今回、私がここで書きたいなと思った事は、最近ちらほらと話題に上がってくるようになった共有財「コモンズ」”コモン/コモンズ”の捉え方です。
財は共通財産と捉えるコモンという視点は私自身は、すぐに自分の中に入って来るなと思います。というのも、私の出身、佐世保市は今は軍港の町ですが、元は漁師町です。ですから、物を自然とシェアするという文化が今でも残っており、おすそ分けは日常茶飯事、たとえ腐らないものでも自分がたくさん持っているものを他の人に分けるという事が、私が子供のころは未だに残っていました。所有というよりも自然からの恵みという捉え方を自然とともに生きてきた生活圏の人は理解が早いと感じます。
一方で私が最近感じる事は、”コモン”・共有財産であるものを危険にさらしている事実、例えば農薬など我々共通のものなのに一部の人間が、自己の利益のため(全体の利益と言いつつ)と、変化させて良いものなのか?という事です。今、目の前にあるものは誰かの所有物ではなく、共通の財産であると認識していくと、その財産を破壊・破滅させるような事実が行われている事・行われそうな事を、もっと知る必要があるし、無関心でいてはいけないように思います。また知らされる権利もあるように思います。
まだまだ、読み始めたばかりですが、今レイチェルカーソンの「沈黙の春」を読み返しています。
この本の後に「複合汚染」有吉佐和子さんもその後に読むつもりです。
人間活動は、悪だ!自然破壊だ!と、そういう一方的な事を言うつもりはありません。ですが、このままではいけないとも感じています。今の現状をどう打破していくかについて私は考えていきたい。だからこそ、今どのような問題があるのかを知識として蓄積していこう。そのように思っています。現状を、多くの人が知る事。これも今の私たちにとって必要な事のように感じます。(それが、精神的な負担になる人もいるので、難しいところです)